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大野ダム (京都府)[おおのだむ]
大野ダム(おおのダム)は、京都府南丹市美山町樫原、一級河川・由良川本流上流部に建設されたダムである。 高さ61.4メートルの重力式コンクリートダム。由良川の治水と出力1万1,000キロワットの水力発電を目的とした由良川総合開発事業の一環として内務省、後に建設省近畿地方建設局(現在の国土交通省近畿地方整備局)により計画・施工された京都府内初の多目的ダムであり、完成後は京都府に管理が移管された。ダムによって形成された人造湖は虹の湖(にじのみずうみ)と呼ばれ、北桑田郡美山町(現・南丹市)の推薦により財団法人ダム水源地環境整備センターが選定するダム湖百選に選ばれている〔財団法人ダム水源地環境整備センター『ダム湖百選・虹の湖』 2012年4月15日閲覧。〕。なお、同名のダムが北海道北斗市、岩手県九戸郡洋野町、山梨県上野原市にも存在する。 == 地理 ==
ダムが建設された由良川は京都府北部を流域に持つ府北部最大の河川である。京都・滋賀府県境の三国岳付近に水源を発し、京都大学芦生原生林を通過して以後南丹市を西に流れダム地点を通過後船井郡京丹波町で高屋川を合わせると北西に流路を変え綾部市を貫流。福知山市内に入り福知山城付近で土師川を合流すると流れを北から北東へ向け山間部を流れ、宮津市と舞鶴市の市境にて若狭湾に注ぐ。流路延長約140キロメートル、流域面積約1,880平方キロメートルの河川であり流域面積は京都府面積の約37パーセントを占める〔。由良川には大野ダムのほか和知ダム、由良川ダムが本流に建設されているが、大野ダムは最上流部に位置する。 なお、ダム建設当時の所在自治体は北桑田郡大野村〔『日本における多目的ダムの概要』p.31〕であり、その後昭和の大合併を経て北桑田郡美山町となったが平成の大合併で周辺自治体と合併し、現在は南丹市となっている。ダムの名称は旧大野村が所在地であったことから、所在地名を採って命名されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大野ダム (京都府)」の詳細全文を読む
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